足がだるくとても不快!それに、夜も眠れません。

「beniho」さんからのご質問です。

今39歳です。3度の流産を経て(2回は稽留流産、いずれも8週で)、
不育症の治療の成果もあり、ようやく妊娠13週に入りました。
つわりは治まってきたのですが、
3ヶ月に入った頃からほとんど夜眠ることができません。
布団に入って1時間ほどすると、足がだるくて非常な不快感に目が覚めてしまいます。
ふくらはぎから膝から太ももの裏のあたりが特にひどく、
サロンパスなどを貼っているのですが、気休め程度にしかなりません。
マッサージをしてみたり、寝る時に足を高くしたり色々工夫をしてみますが、ダメです。
比較的軽い昼間に2、3時間ほど眠って、なんとか持ちこたえている日々です。
こういった症状は他の妊婦さんもあるのでしょうか?
体がだるいという人はいるようですが、
ここまでひどい状態が続くのは何か原因があるのでしょうか?
最近では気も滅入ってきました。
<先生からのお答え>

夜、眠れない、身体がだるいというのは、つらいですね。
妊娠の初期には、眠気やだるさがもっとも強く、ダラダラとした生活となります。
睡眠はひとによってその満足の度合いが異なるようです。
たくさんの時間寝ないとだめな人、寝つきが悪いと熟眠感がない人。
個人差の大きいのが睡眠です。
ただ、生理的な側面の睡眠は、
本人が思っている以上にちゃんと取れているようです。
睡眠は生存に必要な量や質は生体が確保しているようです。
たとえば、時間が短くても、浅い眠りは取れなくても、
深い眠りはチャンと取れているとか。

あなたの場合は、むしろ、夜間の睡眠中の「こむら返り」のような
足のだるさでしょうか、それが不快のようにお見受けしました。
昼間のあなたの生活が見えないので、なんともいえませんが、
足や下半身を冷やしてはいないでしょうか?
下肢の循環が悪くなるような生活ではありませんか。
長時間同じ姿勢で何かをしてるとかです。
まずは、眠る前の足浴を勧めます。

<足浴の方法>
1.バケツにお湯を用意して、少し、香りも入れましょう。(入浴剤でもいい)
2.かならず、くるぶしから15センチ以上上までお湯を張ります。
3.10分くらいを目安に、毎日試しましょう。
4.足浴の後は、暖かい靴下をはいて、できるだけ早く布団に入りましょう。

足が暖まると、神経経路との関係で、腰部の温度が少し上がりますので、
腰痛や子宮にはやさしい生体環境となります。
耳元に、ラジオをおいて
極、極小さな音量でゆっくりしたペースの朗読劇などを聞いてみましょう。
(NHK深夜特急便などオススメです)
すぐに眠ろうとはしないで、暫くその小さな音量を聞き取ろうとしてみてください。
そのうち、眠くなってくると思います。

昼間の生活では、身体を冷やさない食べ物に気をつけてください。
これからは、暖かい煮物や大根に代表される根菜類、生姜やねぎが有効です。
まずは試してください。
眠れなくても、必要分は必ず、胎児もあなたの生理的な生体もとっていますから、
心配し過ぎないで。
<質問された方からのお返事です>

大変貴重なアドバイス、本当にありがとうございました。
さっそく足腰を暖めるようにしています。
足のだるさは半分以上は良くなったようです。
それでもだるい日には、温湿布を貼るようにしました。
(今までは冷湿布を貼ってました)

相変わらず不眠は続いているのですが、先生の「眠れなくても
赤ちゃんへの影響はない」という言葉に安心しました。
さっそくラジオを持って布団に入ってます。
今までは安眠用に音楽ばかり聞いていましたが、
確かにラジオから流れる人の声の方がホッとします。
以前よりはうとうとしやすくなりました。

私もやっと5ヶ月に入りました。
初期流産を繰り返していただけに、ひと安心というところです。