|
グッズで妊娠アピール
「女性のつらさ」を知って
バッジやTシャツ お祝い用にも人気 |
おなかが目立たない妊娠初期に、妊婦であることをさりげなく周囲に伝える「BABY in ME(ベイビー・イン・ミー)」グッズが人気を集めている。6月末から販売した「高島屋横浜店」では約1ヶ月で約320点が売れ、女性だけでなく男性客の姿も目立っているという。【和田明美】
グッズはバッジ◇Tシャツ◇ステッカー◇携帯電話ストラップ◇キーホルダーの5種類。「BABY in ME、HAVE A NICE BABY(ハブ・ア・ナイス・ベビー)」(私は妊娠中。元気な赤ちゃんを)のメッセージとハートを抱えた妊婦のイラストがプリントされている。価格は400〜2700円。
高島屋横浜店ではマタニティー衣料用品売り場で販売されているが「(購入者は)1割くらいが男性。心遣いの表現として受け入れられているようです」と話す。グッズを考案したフリーライター、村松純子さん(39)が行っているインターネット販売でも1ヶ月平均約200点が売れ、2〜3割が男性という。
札幌や秋田、静岡など7ヵ所の病院では既に妊娠のお祝い品として妊婦にプレゼントされている。
村松さんはこのグッズを思い付いたのは、妊娠初期に電車の中でつわりで貧血を起こしたのに周囲から二日酔いと間違えられた、という友人の経験がきっかけだった。「仕事をしている女性として、周囲が妊娠初期のつらさを分からず『女はしようがない』と言われるのではないかという不安もある。少子化の時代、妊娠をアピールし、みなで喜ぶ雰囲気作りをしたい」と語る。
東京都内の高島屋新宿店、日本橋店でも販売している。 |
|