BABY in ME®に寄せられた質問に、先生から回答をいただきました。
お答えくださったのは、聖路加国際大学で助産師さんや看護師さんの教育をされていらっしゃる助産師・看護学博士:堀内成子先生です。

BABY in ME®を監修・応援くださっている
聖路加国際大学 堀内成子先生

妊娠中の健康管理に関するQ&A

妊娠中、体がだるくなるのは当然のことなのですか?

妊娠の初期は、体がだるくなったり、
また、眠気を非常に強く感じます。
これは、ホルモンが、急激に変化しているためです。
妊娠の中期になると、だるさは少し改善されます。

食べ物では、基本的に食べて悪いものはありません。
しかし、
 ・カラシやワサビなどの刺激の強いもの
 ・アルコールやカフェインの多いもの、
は、避けましょう。
また、塩分は控えめにしましょう。
要は、バランスのとれた食事、偏らないものが良いですね。

つわりは、おなかの赤ちゃんには影響ないのですか?

大変ですね。つらい日々をお過ごしでしたね。
いまは、つわりのひどい時期ですね。おそらく、これからは、やや改善されて行くでしょう。
つわりは、赤ちゃんには影響はありません。
こどもは、自分に必要な栄養は、お母さんから勝手にとっていきますから、ちゃんと育ちますよ。

 つわりの時期を楽にすごす方法は、
  1.あなたの食べられるものを食べられるだけ、食べて下さい。
  2 小分けにして、ちょこちょこ食べるのが効果的です。
  3.空腹になるのを避けましょう。ビスケットやバナナなど、手軽にもぐもぐできるものを持ち歩きましょう。
  4.あなたがリラックスできることを、ノートに書き出してやってみましょう。
  5.ぬるいお風呂のはいることや、アロマテラピーをやってみましょう。
  6.リラックスして過ごす時間も大切です。

もしかしたら妊娠…そんなとき歯医者さんに行っても大丈夫?

歯科受診をして治療することは大切です。
妊娠の可能性があることを、はっきりと伝えてください。
歯科でのレントゲンも、妊婦にとっては避けた方がよいです。
妊娠は、「確信がない」という時期が、
実は一番、赤ちゃんにとっては大切なのです。

妊娠初期の運動は、どのていどならOKですか?

胎盤が完成する時期は、妊娠16週頃と言われています。
この時期までは、胎児が子宮にしっかりとくっついていないので、
激しい運動は避けた方がいいでしょう。
胎盤が完成して安定期に入ったら、
それまで行っていたスポーツであるなら、
様子をみながら行うことはいいでしょう。

妊娠初期なら、自転車に乗っても大丈夫ですか?

自転車に乗ることは、むしろ初期の方が避けた方がいいでしょう。
自転車に乗ったときの振動と転倒(転ぶこと)が、
まだ胎盤の完成していない5ヶ月までは注意が必要だからです。
それ以降の妊娠の安定期には、気をつけて乗ってください。
自転車は、車社会においては、じゃまにされることも多く、
道路も狭くなっています。
くれぐれも、気をつけて乗るようにしてください。
また、こどもを前や後ろに乗せるときは、
安定した専用の椅子を取り付けましょう。
また、こどもを乗せたまま自転車を放置することはやめましょう。
転倒しやすく、とても危険です。

つわりが全くないのですが!?

つわりは非常に個人差があります.つわりが全くない人も、全体の3分の1はいるのです。
すべてがお母さんと同じでは在りません。
むしろ、つわりがなくてラッキーと考えてください。
子宮の鈍いいたみの感覚は、確かに、妊娠の初期によく起こることです。
出血がないのであれば、心配ありません。
妊娠の初期は骨盤の中で、子宮が大きくなろうとするわけですから、スペースもなく、たいへんです。
子宮がどんどん大きくなって、妊娠の中期になれば、
骨盤から外のはみ出すかたちになりますから、下腹部の不快感はなくなると思います。
しかし、別のからだの感覚が出てくるでしょうけれど。
妊娠すると、今までとは違う身体感覚になります。
妊娠を維持するホルモンがうまく働いているために起こってくるさまざまな症状ですから、
それを「生理的な変化」と考えて、過ごしましょう。
そのほうが妊婦ライフを楽しめますよ。

妊娠中の眠りの変化について

お便りのなかにも「疲れた」「とにかく眠い」という言葉がよく見られますね。
妊娠初期は、とにかく眠気が強く、
いつでも横になりたい気分でいることが多いようです。
中期になると、その眠気は収まってきます。
末期になると、今度は、おしっこが近くなったり、
胎児が動くことで目がさめてしまい、夜中に起きることがあります。
産後は、授乳のために2、3時間ごとに夜間に起こされます。
そして、産後12週間ぐらいすると子どもも眠りのリズムを得て、
お母さんも落ち着いた眠りにたどり着くのです。

私は、妊娠中からの「眠り」は、非常に生理的なものと考えています。
変化に備えての必然のものだと考えます。
ですから、妊娠初期の眠気もサボっているのではなく、
「からだの声」として聞いて、横になることをおすすめします。
初期には、電車に乗ったら座りたくなるのも当たり前だと思います。
睡眠の生理的な変化を知って、
それに逆らうことなく生活されるのも手かと思います。

「妊娠してるかも?」という時、エアロビやテニスをしても大丈夫?

妊娠を計画されてからどのくらい経つのでしょうか?
受診している産婦人科で着床が難しいということはいわれたのでしょうか?
それとも、不妊治療を積極的に受けたことはなく、
自然の妊娠を待っている状況というでしょうか?
自然な妊娠を待っていらしゃるということで、お答えします。

基礎体温は測っていますか?
つまり、排卵日がわかりますねという意味です。
受胎した日(つまり、排卵日を予想してSEXした日)の可能性から考えて、
はじめの2週間くらいは子宮内に着床する大切な時期です。
この時期を大切に過ごす。
それ以降は、あなたが自分で自分の身体の変化に敏感になって過ごすことを勧めます。

基礎体温を測っていらっしゃれば、
高温相が続きますので、妊娠してる可能性がわかるでしょう。
それ以降、妊娠の極初期には、胎児側の理由で妊娠が継続しないこと、
つまり流産はあります。
この可能性は妊娠10週(受胎してから8週間くらい)くらいまではあります。

いずれにしても、切迫して妊娠を計画してる場合は、まずは、基礎体温をはかり、
今自分の身体はどの時期に有るのかを知っておくことが大切だと思います。
生理が終わった直後は、妊娠の可能性はありませんから、
そこから排卵日近くまでは、激しい運動(エアロやテニス)で気分転換するのは
いいことでしょう。
今月は、「確実そうだ」というときは、
受胎した可能性の有る日から2週間くらい身体をいたわり、
もし、基礎体温が高温を維持しなければ、妊娠しなかったと考え、
スポーツをして、次回に期待するのがいいと思います。

妊娠しない理由は、さまざまですし、夫側の理由も50%有りますので、
本格的な不妊治療をしないのならば、
気楽に妊娠を気にする時期とまったくしない時期とを
メリハリつけて暮らすことを勧めます。

あまり気にしすぎて人生すべてを妊娠の2文字に占領されても、
苦しいかと思います。
また、不妊治療はさらにつらく、何年もかかることを意味しますので、
ご夫婦で話し合って、自然な方法で、
「2年間やる」、それからどうするか考える、
といった期限付きの対応も気分的には、納得できるものかもしれませんよ。
(私は決して不妊治療を勧めているわけではありませんので誤解のないように。)
自分らしく生活できるよう工夫して、お過ごし下さい。

妊娠4週目にお酒を飲んでタバコを吸ってしまいました!

その1週間だけで、あとはタバコやアルコールを飲まなければ、
おそらく大丈夫だと思います。
もしも、赤ちゃんに重大な異常がある場合は、
極初期に流産してしまうことも考えられます。
妊娠が継続していれば、生命力の有る赤ちゃんということです。
しかし、妊娠中のタバコ、アルコールは中止しましょう。
妊娠は、赤ちゃんが生まれてくるまでどんな健康状態かとても不安ですね。
でも、元来は生理的な変化で、あなたと夫の遺伝子を受け継ぐ生命力の持ち主です。
大丈夫きっと、ご縁があれば、あなたの家庭に授かる子どもでしょう。
なにかを信じて、妊娠中をすごすしかないのです。

どんなに不安に思っても、わからないものはわからないということです。
それよりも、大パニックになって、夜も眠られず、
精神が不安定になるほうが赤ちゃんの環境としては、いいとはいえません。
赤ちゃんは日々成長し、大きくなります。
お母さんにはまだ感じられなくても、
手や足を動かし、口をもぐもぐさせていることでしょう。
胎動がお母さんにわかる妊娠20週を過ぎれば、
もっと今より、安心して過ごすことが出来ます。
妊娠の初期は不安が多いでしょうが、でも、確実に子宮の中で生まれ、
成長しようとする命の有ることを信じてください。

妊娠中に山道をドライブ。赤ちゃんの脳の発達に影響はないのですか?

「ゆさぶりっこ症候群」は、
生まれたばかりの新生児に対して、大人が大きく揺さぶったり、
「高い」「高い」をすると起こることです。
ドライブの振動では起こりません。
ただし、妊娠中にドライブをするときには、
途中、十分休みをとりながら進んでください。
無理は禁物です。
その後に、疲れすぎて、おなかが張ったりする事のないように計画してください。

妊娠中の旅行やレジャーに関するQ&A

妊娠6ヶ月。車で4時間ほどかかる夫の実家へ行こうと思うのですが・・・

車での旅行でしたら、1時間ごと休憩をいれて、可能だと思います.
旅行の前はモチロンのこと旅行中も、睡眠を十分に取って、
夫の実家では、無理をしないで、過ごすことです.
他人の家で、ストレスを感じるような生活をする方が、心配です.
自分の、からだによく耳を傾けて、聞いてください.
ちょっと休憩が必要かどうかを。しかし、現代はむしろ運動不足になりがちなので、
切迫流産の兆候がないのであれば、普通の生活に戻して、歩くことも大切です.

妊娠7週目なのですが、海水浴やプールに行っても大丈夫ですか?

妊娠7週での海水浴やプールはおすすめましません。
胎盤が完成するまでは、16週くらいまでは、待ちましょう。
ましてや海水浴では、上の子どもの世話や、太陽にあたるために、思ったよりも疲れます。
自分ではセーブできない状態になりやすいです。
海水浴は、お父さんに頼みましょう。
プールは、16週以降でしたら、健診で正常経過でしたら大丈夫です。
でも、ムリは禁物ですよ。

妊娠中に、ハワイに行っても大丈夫ですか?

妊娠5ヶ月に入って、流産の兆候もなく順調に経過していれば、
旅行も差し支えないと思います。
ただし、無理な旅行日程は厳禁です。
妊娠していないときの旅行日程の、半分くらいの予定でいくことを勧めます。
また、乗り物等は行き当たりばったりではなく、指定の席を確保して、
休憩時間を確保できるような計画にしましょう。
また、自分の身体の声を聴くということも常に心がけ、大切にしましょう。
疲れたなと思ったら、早めに切り上げて休む勇気も必要です。
また、海外においては、万が一に腹痛や出血等の症状があったときには、
救急外来に行き、病状の説明をその国の言葉で説明できるようにしておきましょう。
もちろん医療保険等に加入していくこと、
救急病院を調べていくことも、準備のひとつでしょう。

飛行機搭乗前の手荷物検査は、赤ちゃんに影響ないのですか?

搭乗前に検査するのは、X線検査ではなく金属探知器なので、大丈夫と思います。

薬や電磁波などの影響に関するQ&A

風邪で飲んだ薬や点滴は、赤ちゃんには影響ないの?

妊娠に気づいた時から、おなかの赤ちゃんのことを気つかうようになります。
 このような不安をお持ちの方は多くいらっしゃいます。
 そのようななかで、妊娠を継続しています。
 今回の相談をお読みしましたが、診察を受けた病院は、
 あなたが妊娠中だということをご存知でしたか?
 あるいは、妊娠に気づかない頃で、
産婦人科以外の診療科で薬の処方を受けたの ですか?
 もし、そうであるなら病院に連絡して祖の治療内容を詳しく確認してください。
 今回の理由をきちんと説明すれば答えてくださると思います。
 その上で産科医に相談してください。
 そのような内容を専門的に受けてくれるのは、保健所や病院の「遺伝相談」です。
 担当の産科医に紹介してもらうこともよいと思います。
私立の相談所として信頼できるところは,以下のところです。
 有料ですが、もっと詳しく知りたいときは電話してみてはいかがでしょうか。

妊娠を知らずに風邪薬を飲んでしまいました。

ご相談の内容では、受精した後に薬を服用されたようですね。
 処方された医師のところへ言って、妊娠していた時にカゼ薬を服用したことを伝えて、
 その影響を伺うことがひとつの方法です。
 また、このような内容を専門的に相談にのってくれるところは、
 保健所や病院の「遺伝相談」です。
 担当の産科医から紹介状を書いてもらうこともひとつの道です。
 また、私立の相談所として信頼できるところは,以下のところです。
 電話してみてはいかがでしょうか。

もしかしたら妊娠?でも市販の風邪薬を飲んじゃった!

まずは、妊娠の確定診断を受けることをおすすめします.
 そして、医師に風邪薬を飲んだことを伝え、風邪薬を飲んだ時期が受胎してから
 どのくらいの時期なのか調べもらいましょう.
 そして、医師あるいは助産婦と相談しましょう.
 もっと詳しく知りたいときは、
有料ですが「予測医療研究所」に相談してみましょう。

病院での注射や点滴が心配です。

注射は、薬剤名が判らないのでお答えできませんが、
 胎児に悪い影響をあたえる注射はしないはずです。
 しかし、受診していらっしゃる病院で、
 質問が気軽にできないということが問題のように思います。
 診察時間は、確かに短時間ですから緊張なさるでしょうが、
 わからないことは、やはり聞くに限ります。
 
 病院でじょうずに質問するためのポイント。
  1.質問する内容をメモし、母子手帳にはさんでいく。
  2.先生に質問しにくいときは、周りにいる助産婦か看護婦に
   あらかじめ質問の内容や質問があることを言っておきましょう。
  3.一度、家族に同伴してもらって受診するのもひとつの方法です。
   家族から、質問してもらってはどうでしょう。
  4.赤ちゃんのために、恥ずかしがらず勇気を出して質問しましょう!

パソコンから出る電磁波が心配なのですが・・・

はっきりしたことは、現在まだわかっていません。
 1日中パソコンにむかっていて、とても気になるようでしたら、
 電磁波予防のエプロンを着けることもできます。
 しかし、電子レンジ・携帯電話・他にもたくさんの電磁波に、
 囲まれて生活しているのも現実ですね。
 どう考えたらいいか、難しいですね。

近所で散布された除草剤が妊娠に影響しないか心配です。

まず、除草剤の種類を調べましょう。
 大家さんや町内会の人に、除草剤の種類を聞きましょう。
 次に、その除草剤を販売している会社に電話して、
 問い合わせてみてください。
 妊婦への影響や空気に残留する可能性について、
 情報をもらってみてください。
 通常、薬剤会社は、その情報を持っています。
 また、地域の保健所の環境課に相談してみましょう。
 妊婦への影響・水や空気への影響を教えてもらいましょう。
 あわせて、散布する時期があらかじめ分かるように、
 マンションの管理組合や大家さんに聞いてみましょう。
 地域によっては、薬剤を散布する日時を事前に知らせて、
 その日は、窓を開けないようにするとか、
 洗濯物を外に干さないなどの工夫をしているところもあります。

妊娠と仕事に関するQ&A

重いものを持つ仕事を続けても大丈夫?周りにも言い出しにくくて・・・

一般に、妊婦さんの「仕事」に関する一律な指導というものは
 ありえないとされています。
 ただ、従来から、重たいものをもつというのは、長時間労働、
 ずっと立位の仕事、お腹をかがめて行う仕事などと同じように
 避けたほうがよいといわれています。
 流産の原因はいろいろあり、母親だけに原因を帰すべきではありませんが、
 母親の胎内に赤ちゃんがいる以上、
 妊娠したからには、赤ちゃんを守ってあげられるのは母親しかいないのも事実です。
 職場の同僚や上司にはできないことです。
 周りに気兼ねするあまりに赤ちゃんに負担がいってしまっては、もともこもないのでは。
 妊娠やこれからの育児を考えると、きちんと周りの方にお話して、
 お仕事の内容について相談なさってはいかがでしょうか。

重い荷物を持ったり、害虫駆除剤が舞っている職場です。
大丈夫でしょうか?

妊娠初期には、匂いに敏感になったり、気分が悪くなることがあります。
 これも「つわり」の一部だと考えられます。
 また、妊娠初期には、まだ胎盤が完成していないために、
 重い荷物を持つような仕事は、避ける方がいいでしょう。
 また、胎児の器官形成時期には、
 有害物質にさらされないようにすることをおすすめします。
 妊娠中には、軽易な作業への配置転換を申し出ることや、
 有害物質の暴露を避ける仕事への考慮を求めることが、
 労働基準法で決められています。
 また、男女雇用機会均等法では、
 「妊娠中の休憩時間措置」「健康審査受診のための時間確保」なども
 決められています。
 上司に申し出ることや同僚の理解を得て、
 働きながら妊娠を継続できるような生活を工夫してください。
 妊娠中の時期だけの配置転換ですから、
 その後に、また戻してもらうこともできます。
 労働条件が厳しい昨今ですが、妊婦が申し出なければ何も始まりません。
 どうぞ勇気を持って、職場の方々の理解を得てください。

診察のシステムに関するQ&A

検査のときに使う器具が痛くて!傷がつかないか心配です。

膣に医療器具を挿入して行う検査は、痛みが伴って嫌なものですね。
 「診察が乱暴なように思う」ということを、
 そこに付き添っている看護婦や助産婦に伝えることができますか?
 あるいは、今度診察に行ったときに、
 「前回の診察の後に、膣がひりひりしてとても不快だった」ということを
 内診が行われる前に、看護婦や助産婦に伝えられますか?
 もしそれができるようでしたら伝えてください。
 患者さんが我慢するのではなく、はっきりと不快であることを伝えることが、
 良い医師を育てることにもなると思います。
 しかし、まったく聞く耳持たずというような病院でしたら、
 まだ妊娠初期ですから、別の施設を選択することをおすすめします。
 エコーについても、
 かならず膣を通しての診察方法しかないわけではありません。
 できるだけ苦痛の少ない診察を心がけている施設を
 口コミなどを通じて探すこともおすすめします。
 妊娠の検査では、必ず毎回、内診が必要なわけではありませんから。

  病院探しの参考図書として
   『ここで産みたい!』ナチュラルバースクラブ編
    ショパン出版 2000円 
という本も出版されています。
  参考になさってみてください。

診察料がかかりすぎている気がします。平均的な料金を教えてください。 

確かに2週間ごとの検診が3回では、高額なように思います。
 まず1度目の診察ですが、子宮ガンの検診は「希望」だったのでしょうか?
 もし、人間ドックを受けていらっしゃるのなら、
 この初回にする必要があったのでしょうか?
 また、エコーに関しては、今後どのくらいの頻度で行うのでしょう。
 一回に2,000円前後かかるのは、高額ですね。
 検診の費用に関する見通しを立てるためにも、
 産婦人科の受付や助産婦に聞いてみてください。
 通常の正常妊娠の場合には、どのくらい検診費用がかかるのか、
 その病院での相場を聞いてみてください。
 経済的なことを相談できないような病院は、親切ではありませんね。
 妊娠検査のための医療費を申請する機会が、正常分娩の場合は2回あります。
 (母子健康手帳の交付の時に、もらうはずです)
 高額のときは、それを使うとよいでしょう。
 それにしても、検診の費用が今後どのくらいかかるのかを
 一度、聞いてみられることをおすすめします。

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その他(痛み、病気、治療など)に関するQ&A

人工授精を受けているのですが、このまま続けても大丈夫ですか?

1)子宮内膜の厚さは、経膣超音波検査や子宮鏡検査で測定します。
  2)クロミッドは、排卵率が70から80%と高いのに対し、
    妊娠率は20から30%と低い薬です。
    なぜ低いかというと、抗エストロゲン作用があるため、
     ・頚管粘液分泌不全
     ・子宮内膜異常(内膜が薄くなる)
     ・黄体化非破裂卵胞(排卵しないまま黄体化してしまう)
     ・胚の発育不全、などがその理由と考えられています。
    また、長期に服用すると、クロミッドの代謝期間が6週間と長いために、
    着床後の器官形成期にも残存し、胚への障害も懸念されます。

 クロミッドの基準投与法は、1周期5日間(50-100mg/day)です。
 7周期の累計妊娠率が75%なので、その時点で妊娠に至らない方は、
 それ以上続けても妊娠成立の可能性は低いとみられており、
 6ヶ月くらいをめどにするようです。

 また、参考までに人工授精は1回目がもっとも妊娠率が高く、
 妊娠例の約4割が1回目で妊娠し、2回目、3回目とも約2割、
 4回目で約1割となっています。
 5回目で98%が妊娠するので、その時点で妊娠に至らない方は、
 それ以上続けても妊娠の可能性は低いとみられています。
 人工授精は、治療全体では妊娠率が9%と、
 数値から見るとあまり率の高い治療法ではないといえるかも知れませんね。

  病院探しの参考図書として
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右足の付け根のあたりに痛みがあるのですが…

ご心配ですね。
 これまでに子宮内膜症という診断を受けていた病院に、
 続けてかかっていらっしゃるのでしょうか?
 もしも、今回の妊娠だけを別の産院で受診なさるようならば、
 前回の病院で、これまでの子宮内膜症の経過を書いていただき、
 データをもらって今の主治医と相談なさることをおすすめします。
 これまでの治療の過程が分からないので、お答えのしようがありません。
 「痛さが続くようなら内臓の可能性」とは、どういう意味でしょうか。
 不親切な説明で、私にも理解しがたいですね。
 そういう時は、
 「それは、どんな可能性ですか?」
 「いつ頃までには、はっきりするのでしょうか?」と、
 医師に説明をもとめてはどうでしょうか。

 正常な妊娠の場合でも、妊娠初期には、
 太ももの付け根の部分が「引っ張られるような痛み」を感じることがあります。
 それは、骨盤の中で、
 子宮が急速に大きくなっていることから起こってくる感覚です。
 しかし、あなたの場合は、子宮内膜症という診断が過去にあったので、
 詳しく知りたいというのは当然ですよね。
 今の主治医に心配である理由を伝えて、
 また、過去の診療記録や画像を提示して、説明を求めてください。

第2子妊娠中、乳房がときどき痛みます。異常なのでしょうか?

第二子の妊娠中ということなので、
乳房や乳頭がホルモンの変化により知覚過敏になっているのではないでしょうか。
しかし、受診しているところで診察してもることをおすすめします。
または、お近くに、助産婦が行っている乳房相談室・おっぱい相談室があれば相談してみましょう。

静脈瘤があるのですが、助産院で出産しても大丈夫ですか?

助産院では、かならず嘱託医というものがあります。
静脈瘤については、その助産院の助産婦と嘱託医と相談の上、
助産院で産むことにどれくらいの心配があるか相談しましょう。
お産の進行中に一番心配なのは、外性器にある静脈瘤だと思いますが、
どの程度かは、診察してもらって決めましょう。
助産院と産科の医師との二つを適当な時期に併診して、最終的に決めてはいかがですか。 
また、産む場所を決めるときには、家族の合意が大切です。
夫とともに、希望する助産院にいって、どのような場所か、助産婦はどんな人かを見てもらい、
よく相談してからきめることが、大切です。
要は、結果ではなく、良い出産につながるまでのプロセスが大切だと思います。

つわりがひどく、また少量の出血もあり不安です

できるだけ早くに病院へ行って、受診しましょう。

赤ちゃんが大きくなっていません。不妊治療と関係があるのでしょうか?

確かに、心拍が確認されてからも、流産する可能性はすべての妊娠にあると思います。
あなたに限られたことではないと思いますが。ここは、赤ちゃんの生命力にたくすばかりですね。
生きようとする生命力は生きてゆきます。ここは、まず10週まで祈るばかりです。
もし、10週すぎたら、次は胎盤が完成する16週までと祈りましょう。
そこまでくれば、あとは大丈夫でしょう。

ずーと不妊治療をしている病院での診察でしょうか?
詳しくはわかりませんが、ずいぶんと断定的で、威嚇するようなものの言い方をする先生ですね。
とっても、あなたが傷つけられているようで、心配です。
あなたは悪くないのですから、すべてを自分のせいだと考えるのはやめましょう。
妊娠初期は、気分もすぐれませんから、リラックスできることをいたしましょう。
自分をいたわりましょう。
あなたは、いつもステキな方なのですですから。
これまでの治療もよくぞ!頑張ってきたというほど、スゴーイ体験ですよ。

流産から数ヶ月で妊娠しました。平気でしょうか?

流産の理由は様々ですが、妊娠初期の流産の原因は、
 多くが「胎児側」つまり、赤ちゃんのほうにあると考えられています。
 つまり“生きる力”が足りなかった赤ちゃんなのでしょう。
 しかし、流産を2回3回くり返す場合は、
 他の理由も考えなければならないでしょう。
 そのような点では、同じ病院で診察を受けることを勧めます。
 生理を2回待つように言われた点ですが、今となっては仕方がありません。
 きっと、今回の赤ちゃんは急いでいたのでしょう。
 早期に受診をすることに抵抗があるならば、
 まず、自分で妊娠を確認したわけですから、十分に生活には注意をして、
 タバコやアルコールに気をつけることはもちろん、
 睡眠を十分とって生活してください。
 そして、心拍のはっきりする頃に受診することです。
 前回の7週目を越えるまで自分の身体を信じて様子を見てはいかがでしょうか。
 赤ちゃんが自分の力で育つまで待つと言うことです。

 この回答をご覧になるころは、赤ちゃんは育っている頃でしょうから、
 きっと心拍も見えるくらいに大きくなっていることを願います。

妊娠を知らず、旅行でビール。歯医者でレントゲン。
フランス料理を食べたあと胃薬を飲んでしまいました。

おめでとうございます。
 本当に「妊娠初期の暴露を避けましょう」という
 薬剤と放射線を浴びたわけですね。
 放射線のほうは、最近の知見によると、心配ない程度の微量だと考えられます。
 ですからだいじょうぶでしょう。
 風邪薬のほうは、確かに胎児にとってとても大切な時期に服用されているので、
 何とも言えませんが、1錠だけであることや、その後に流産の兆候がないのであれば、
 その赤ちゃんの生命力に委ねると考えていいと思います。

 子どもをもつことはいつも未知数ですが、
 なにかを信じて「特別な出会い」をどのように引き受けていくかだと思います。

そけいヘルニアが妊娠に影響しないか心配です

そけいヘルニアは、小児期に手術をすることが多いようです。
 良性のものですから普段は何ともありませんが、
 腹圧がかかるときには痛みを伴います。
 妊娠、分娩を考えると一度、外科を受診なさることをおすすめします。

妊娠6週目。下腹部が痛く、
Dr.からは、「赤ちゃんが見えない」と言われました。

切迫流産の原因は、様々あります。
 しかし、あなたの下腹部痛が原因なのではなくて、
 その痛みは、症状であって生理的なものだと思われます。
 そして、あなたのように、ごく妊娠初期の流産は、母胎側と言うよりむしろ、
 胎児側、赤ちゃんに何らかの原因がある場合が多いと考えられます。
 育つことが難しかった命であり、誰のせいでもありません。
 流産をくり返して、2回3回と重なる場合は、
 何か遺伝的な要素も含めた原因があるのかも知れませんが、
 初めての場合は、深く追求してもその原因は分からないことが多いです。

 もし、順調に育っているならば、その赤ちゃんは生命力を持っているこどもです。
 大切に育ててください。心配は誰にでもあるものです。
 受胎の日にちが明確な場合ならいいのですが、
 もしも、月経周期から予定日の算出をしているならば、
 あなたの周期は不規則ですから、そこには誤差が生じると思います。
 こどもの力を信じて育ててください。

お医者さんは「流産しそう」って…。判るものなのですか?

妊娠の初期は、受精卵からゆっくりゆっくり人へと成長していくものです。
 ですから妊娠の初期には、心拍が確認できるまでは、
 妊娠が確実になるかどうかとても大切な時期です。
 1回目の超音波診断で心拍が確認できない場合は、
 たいてい医師はもう一度、と誰に対しても言うと思います。
 しかし、この時期が最も胎児にとっては大切な器官形成時期なのです。
 タバコ・アルコールはもちろん、放射線、薬、非常に不規則な生活は、
 避けた方がいいでしょう。
 しかし、どんなに気をつけても、育つ命と、育つことの出来ない命があります。
 それは、赤ちゃんの力を信じるより仕方ありません。

 母親が努力して改善できることと、そうでないこととがあります。
 あと、これからの妊娠生活では、同じように、
 確実にわかることと、不確実なままで待つより仕方のないことがあります。
 どうぞ、夫とその不確実で、心細い生活を共有してください。
 夫は、自分の身体に変化が起こりませんから、
 言われなければわかりませんし、不安な気持ちを支えることもできません。
 ありのままに、どうぞ伝えてください。
 夫の別の面(頼りになる)も見えてくるかもしれませんよ。

「クローズド」「エフエフスメント(?)」って、いったい・・・?

確かに、あなたの予想通りです。
 子宮口は、閉じていること「クローズド」が37週までは大切です。
 エフェースメントも100%に近づくほどに、お産は進んでしまうので
 数値が少ないことが妊娠37週までは必要ですね。
 診察の時に、あるいは、その後に、その場にいる助産婦に
 今の状態を聞くことができるといいですね。
 医療者の説明不足でごめんなさい。

足がだるくとても不快!それに、夜も眠れません。

夜、眠れない、身体がだるいというのは、つらいですね。
妊娠の初期には、眠気やだるさがもっとも強く、ダラダラとした生活となります。
睡眠はひとによってその満足の度合いが異なるようです。
たくさんの時間寝ないとだめな人、寝つきが悪いと熟眠感がない人。
個人差の大きいのが睡眠です。
ただ、生理的な側面の睡眠は、
本人が思っている以上にちゃんと取れているようです。
睡眠は生存に必要な量や質は生体が確保しているようです。
たとえば、時間が短くても、浅い眠りは取れなくても、
深い眠りはチャンと取れているとか。

あなたの場合は、むしろ、夜間の睡眠中の「こむら返り」のような
足のだるさでしょうか、それが不快のようにお見受けしました。
昼間のあなたの生活が見えないので、なんともいえませんが、
足や下半身を冷やしてはいないでしょうか?
下肢の循環が悪くなるような生活ではありませんか。
長時間同じ姿勢で何かをしてるとかです。
まずは、眠る前の足浴を勧めます。

<足浴の方法>
1.バケツにお湯を用意して、少し、香りも入れましょう。(入浴剤でもいい)
2.かならず、くるぶしから15センチ以上上までお湯を張ります。
3.10分くらいを目安に、毎日試しましょう。
4.足浴の後は、暖かい靴下をはいて、できるだけ早く布団に入りましょう。

足が暖まると、神経経路との関係で、腰部の温度が少し上がりますので、
腰痛や子宮にはやさしい生体環境となります。
耳元に、ラジオをおいて
極、極小さな音量でゆっくりしたペースの朗読劇などを聞いてみましょう。
(NHK深夜特急便などオススメです)
すぐに眠ろうとはしないで、暫くその小さな音量を聞き取ろうとしてみてください。
そのうち、眠くなってくると思います。

昼間の生活では、身体を冷やさない食べ物に気をつけてください。
これからは、暖かい煮物や大根に代表される根菜類、生姜やねぎが有効です。
まずは試してください。
眠れなくても、必要分は必ず、胎児もあなたの生理的な生体もとっていますから、
心配し過ぎないで。

おなかの張りが赤ちゃんに影響しないか心配です。

ご自分の身体の変化を察知して、うまく対処している様子が文面から伺えます。

妊娠中の子宮は、ホルモンの影響を受け、そして、子宮の近くに有る腸の動きや神経の
作用とお互いに影響を互いにうけあうのです。
ですから、ホルモンの影響で、便秘したり、逆に下痢したりすることがあります。
また、その腸の動きは子宮にも影響するのです。
妊娠中には、おなかの張りが生理的にもあり、
またその範囲が異常に移行することもあります。
おなかの張りが、長時間続くとき、
また横になってもおさまらずにだんだんひどくなるときは、要注意です。

しかし、それ以外のおなかの張りは、
「お母さん、ちょっと休んでよ」という赤ちゃんからのメッセージだと思って、休養してください。
よくあるのは、夕方や睡眠不足のとき、
ながいこと立っていた後や、冷えた時に起こります。
妊娠中は身体を冷やさないようにすることはとても大切です。
これから、寒くなりますので、暖かい下着を下半身に身に着けることや、
身体を温める食事に気を着けましょう。
大根の煮物や、生姜を用いた食事は温まります。

おなかが張ることが、赤ちゃんの胎動を少なくすることに
直接結びつかないと思います。
もちろん、本格的な陣痛が始まってしまったなら問題は別です。
本格的な陣痛とは規則的に、10分に1回は子宮の収縮がくることです。
そうでない場合は、おなかが張るからといって、赤ちゃんが降りて来たり、
胎動が弱まることはないでしょう。
まだまだ、分娩予定日が遠いのに、赤ちゃんが降りてくるというのは、
ほかの病的な症状があるときだと思います。

これから、おなかがどんどん大きくなってもっと赤ちゃんも動くと思います。
赤ちゃんが足をぎゅーっと伸ばしたり、手やひじを動かしたりするのが、
痛いくらいに感じることがあるかもしれませんが、
赤ちゃんも大きくなりますと、子宮の中が狭くなり、
動くたびにお母さんはちょっと張ったように感じると思います。
赤ちゃんの動きは暫くすればおさまりますから、
「あら、また赤ちゃん向きを変えたいの?」くらいに思って、語り掛けてください。
おなかをさすりながら・・・。

どうかこの回答を読まれるときに、健やかな妊娠でありますように祈ります。

情報コーナー

薬と妊娠の関係について相談したい

薬と妊娠について専門的に相談にのってくれるところは、
    保健所や病院の「遺伝相談」です。
    担当の産科の先生に、紹介状を書いてもらってもいいでしょう。

    また、有料ですが信頼できる相談先としては以下のところがあります。

      聖路加国際病院 産婦人科「妊婦と薬の相談室」(要予約)
      東京都中央区明石町9?1
      TEL:03-3541-5151(代表)

     「愛児クリニック&予測医療研究所」
      東京都新宿区山吹町333 泉山吹町ビル6階
      TEL:03-5228-6180 FAX:03-5228-6092

遺伝について知りたい

遺伝に関する情報を紹介しているサイトとしては、以下のところがあります。

臨床遺伝医学情報ネットワーク
京都大学医学部遺伝子診療相談部

http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/idennet/
 専門的なサイトですが、
 相談窓口が設けられている全国の施設が検索できる「遺伝相談施設情報」や
 相談するときの心得などにも触れた「カウンセリー(相談者)への説明 資料」
 などの情報が掲載されています。

GENETOPIA; 信州大学遺伝子診療部
http://genetopia.md.shinshu-u.ac.jp/
専門的なサイトですが、
 「遺伝医学の基礎知識 1.遺伝にまつわる誤解 2.遺伝子、DNA、染色体」
 「遺伝カウンセリング 1.遺伝カウンセリングとは」
 などの情報が掲載されています。

長崎大学医学部遺伝子カウンセリング部室
http://www.mh.nagasaki-u.ac.jp/iden/
 一般向けの分かりやすい言葉で書かれたサイトです。
 「遺伝・遺伝性疾患の基礎知識 」:遺伝子とDNAと染色体との関係、遺伝子の働きは?他
 「遺伝相談、遺伝カウンセリングについて」
 「出生前診断について」
 「Q&A」:遺伝する?遺伝しない?、出生前診断について、どこに聞けばいいの?他
  などの情報が紹介されています。