「立っているのが辛いのに、席を替わってもらえない」
「シルバーシートに座っていたら、白い目で見られた」
誰もが同じような思いをしています。
お腹が大きくなってからならいざ知らず、
お腹も目立たない妊娠初期では全く気付いてもらえない。
でも、本当に辛いのは初期のほうなんですよね。
妊娠初期は胎児にとっても大切な時期。
赤ちゃんの健やかな成長のためには、できるだけ母胎を労らなければなりません。
とはいっても「私、妊娠してます!」とは、どうしても自分からは言い出しにくいもの…
そんなみなさんに代わって、
身体の状態をメッセージしてくれるシンボルマークを作りました。
デザインには、自分のためにも、家族のためにも「大変だけど頑張る!」
女性たちへのエールの思いも込めました。
しかし、頑張る女性が増える一方で、
私達を取り巻く環境には、まだまだ厳しいものがあります。
少子化や男性の育児参加を問題にする前に、
もう少し、社会全体としての子育てへの理解と支援が欲しいもの。
このデザインが、そんな社会の意識を促すキッカケとなれば幸いです。
このマークを見かけたら、未来のママにエールを送ってあげて下さい。
もちろん、ちょっとした「思いやり」を忘れずに…
1999年8月 記
BABY in ME
村松純子